採用情報(新卒)

M・Sさん/2019年4月入社/工事部

日頃から職人さんと色々な話をするようにしています。

――白石建設に入社を決めた理由は何でしたか?

就活中、私が考えていた会社選びの基準は2つでした。1つは、建物の最初から最後までその現場にいられる会社であること、もう1つは自宅に近いエリア内で勤務できることです。

施工管理として仕事をする以上は、建物の一部分や特定の工程だけを担当するのではなく、更地の状態から完成して引き渡すまでの工事全体に関わりたいと思っていました。大人数で管理する工事だと、工程や工区を分けて担当することになるので、会社の規模や請け負っている工事の規模を見て会社を選ぶようにしていました。

それと、現場が終わるごとに引っ越ししなきゃならない、というのは負担も大きいので、出来れば関東圏でずっと仕事が出来ると良いなあと思っていました。

白石建設はどちらにも当てはまる会社でしたし、特徴的なデザインの建物を施工することも多いので、この会社なら自分のやりたい仕事が出来そうだなと思い、入社を決めました。

 

――現場ではどんな業務をしていますか?

一番長くやっていた仕事は、工事写真の撮影です。工事写真というのは、工事を行った証拠写真のようなものです。例えば、鉄筋は組む間隔が決まっているんですが、最終的にコンクリートで埋まってしまう部分なので、後から中身の確認は出来ません。そこで「正しい間隔で組みました」という証拠として、コンクリートを流し込む前に撮影して残しておきます。

写真は撮影場所1カ所につき3枚程度、少し多めに写真を撮っておくようにしています。後で事務所に戻ってから、綺麗で見やすい写真を1枚ずつ選んで工事ごとにまとめていきます。最初の頃は綺麗に撮影するのに苦戦して、事務所に戻って写真を見直してみたら、見えにくい所のある写真になってしまっていた、ということもありました。

また、画面上に黒板を表示することができる専用のタブレットを使って撮影するんですが、この時表示させる黒板は事前に作成する(工事名称や何の写真であるか等の情報を入力しておく)必要があるので、現場に行く前にどんな写真が必要か、どの順番で撮っていけば効率よく出来るかをあらかじめ考えて準備しています。

 

――他にはどんな業務がありますか?

職人さんへの指示出しも毎日やっていた仕事です。職人さんに作業内容や作業場所を書いた指示書を渡して、今日はこことここの作業をお願いします、と指示していきます。

工事の進捗によっては、別々の業種の職人さん同士の作業場所が被ってしまうことがあります。その時は職人さん毎に「先にこの場所から作業を始めて下さい」とか「○時に次の業者さんが来るので、それまでにお願いします」とか、具体的に指示を出していきます。

それぞれの工事の順番や、場内のどの場所にどの職人さんがいるのか、といった全体を見ながら、職人さん同士がバッティングしないように調整するのが私たち施工管理の役割です。

現場を見回る時は必ず指示書のコピーを持ち歩いて、指示と違うことをしていないか、作業は予定通り進んでいるか等を照らし合わせながら確認していきます。

 

――仕事中に気をつけていることは何ですか?

職人さんとコミュニケーションを取ることです。

例えば鉄筋の写真を撮りたいとき、鉄筋屋さんが当日どこまで作業が進むのか、鉄筋の次に入る型枠屋さんがいつから作業を始めるのかといったことを把握していないと、思っていたところまで作業が終わっていなくて無駄足になってしまったり、型枠が出来上がってしまうと鉄筋の横にスケール(定規)が入らなくなって間隔が正しい数値か確認しづらくなってしまったり、ということが起こり得ます。

なので、事前にスケジュールを共有しておいたり、「ここまで終わったら呼んで下さい!」とお願いしておいたり、といった工夫が必要になります。

日頃からコミュニケーションをこまめに取って、お互いに何でも話せる関係を築いておくと、こちらからもお願い事をしやすいし、職人さんも何かあったときに報告してくれるようになります。新入生の頃は職人さんに「何をしているんですか?」と聞いて回って、工事について教えてもらうようにしていました。そういったきっかけがあれば、次に会ったときも話しかけやすくなります。その積み重ねが結果的に効率的な働き方に繋がったり、危険予知に繋がったりするんだと思います。

 

――就活生の皆さんへ、アドバイスをお願いします。

私は就活を始める前から「施工管理の仕事がしたい」と決めていたんですが、同じ建築系だけでなく文系・理系の色々な友人に就活の話を聞くようにしていました。自分の進む業界とは違う業界・企業の話も、必ず参考になる部分があります。中には何十社も説明会に参加している友人もいて、話を聞いたり逆に聞いてもらったりしながら、励まし合って就活をしていました。就活中は多方面から情報を集めたり、お互いに相談し合ったりすると良いと思います。

これは仕事にも通じる部分があるんですが、施工管理の仕事は多岐にわたるので、自分一人でなんとかしようと抱え込むと、やることがいっぱいになっていつまでも終わらない、という状況に陥ることがあります。先輩や上司、時には職人さんにも相談して、うまく周りを頼りながら仕事をするのがコツだと思います。

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