採用情報(新卒)

N・Kさん/2013年4月入社/工事部

産休・育休を経験して、仕事に対する心構えが変わりました。

――現在の業務内容を教えて下さい。

今配属されている現場は11階建ての共同住宅で、現場では私を含め4名の社員が働いています。

仕事の内容としては、今年の新入社員が同じ現場にいるのでその指導や、職方さんとの打合せ・調整、現場で使う資材の手配などを中心に行っています。今まで小さい規模のマンションや個人住宅、幼稚園、銀行など様々な現場を経験してきましたが、ここまで階数がある建物は初めてなので、まだまだ新しいことに挑戦しながら、学びながら仕事をしています。

 

――入社のきっかけになったことはなんでしたか?

一番の要因は、白石建設が歴史に関わるような仕事をしているということです。私は学生時代、歴史・意匠系の研究室に所属していました。歴史系や意匠系の研究室の学生が現場監督を目指すことはあまりないようですが、私は「現場に出て、ものづくりの様子を肌で感じながら仕事がしたい」と思っていました。そんな中、施工管理を募集していて尚かつ建築史に関わりのある会社はないかと調べていたら、白石建設の名前が出てきたんです。建築史に残るような建物に多く関わっているし、過去の建物だけでなく最近も建築賞を受賞しているというのも、この会社は面白そうだなと思ったポイントでした。

 

――Kさんは産休・育休を取得されましたが、その前後について教えて下さい。

私は産休・育休併せて約1年間お休みしました。妊娠期間は当時の所長と相談して、軽作業を中心にあまり身体に負担のかからない作業を行っていました。産休に入る直前は丁度現場が竣工したタイミングだったので、約1ヶ月間本社の技術部門で様々な現場のサポートをしたり工事の打合せ等に参加したりしていました。

育休後仕事に復帰する際は、会社とも相談して自宅から比較的近い現場に配属してもらいました。出産前は通勤に1時間くらいかかる現場も経験したのですが、保育園に子どもを迎えに行かなくてはならないので、15分程度で通勤できるというのはとても有り難かったですね。

育休を取った後すぐの現場では、最初は何をしたらいいのかを思い出すまでが大変でした。お休みした1年間で「現場の管理」から「育児」に頭が切り替わってしまっていたので、アイドリング期間と言いますか、カンを取り戻すまでに少々時間がかかりました。でも、丁度その現場にも当時の新入社員がいたので、指導をしながら復習もできてスムーズに思い出すことができました。躯体工事が終わって仕上げ工事に入る頃には以前と同じように業務に取りかかれるようになりましたね。

 

――産休・育休経験後、働き方や心境に何か変化はありましたか?

保育園に子どもを迎えに行かなくてはならないので、残業をしないように、まずその日やることをリストアップして、その中でさらに優先すべき事を順番に並べる、というように効率を考えて業務に取り組むようになりました。そうやって計画的に動こうと思うと、「職人さんにはこう動いてほしいな」「この指示を前もって出さなくては」とか「あらかじめ資料を準備しておこう」とか、先を見越して考えることが増えました。今まで以上に意思の疎通をしっかりとるようになりました。

 

――仕事をする中で、印象的だったエピソードはありますか。

産休に入る前の時期、職人さんに「今度から産休に入ります」って報告して回ったんですけど、そのときに「また現場に戻ってきてね」「また一緒に仕事をしようね」とか「出産頑張ってね」といった声をかけていただいて……。そういう言葉をもらえたのはとても嬉しかったですし、また現場に戻りたいなあという思いが強くなりました。お休みを経験して実感しましたが、デスクでの作業ばかりよりも、やはり現場に出て人と関わっている時間の方が楽しいですね。今は上司や職人さん達と子育てについての話ができるようになったので、話題が増えました。

今後は自分の後に続いて産休・育休を取得する人が増えると思うので、そういった子育てのための環境作りと言いますか、自分の経験をモデルケースに、これからのベースを作っていけたら良いなと思っています。

 

  • 会社案内パンフレット
  • Corporate Message Movie
  • 2019’ 創立70周年 記念コンテンツ