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打ち放しコンクリート施工のパイオニア
スタンダード石油横浜社宅

昭和25年、レーモンド設計事務所と共に取り組んだ「スタンダード石油横浜社宅」において、打ち放しコンクリートの施工を行いました。その後、日本におけるパイオニア的な存在として、数多くの作品を手がけてきました。高精度施工の技術が高く評価されています。
打ち放しコンクリート仕上げとは、外装の一つの方法です。一般に鉄筋コンクリートは、型枠と鉄筋の配筋で形をつくり、そこに生コンクリートを打設し、一定の養生期間を経た後、型枠を外しますが、その後、吹きつけやタイル等の仕上げを施すことなく、コンクリートの生地そのままの美しさを活かす手法です。外観だけでなく、内観にも採用することによって、シンプルでシャープな印象を与えます。仕上げがない分、施工には、より厳密な管理が必要です。

〜現場の声「施工当時を振り返って」〜
戦後まもない時代でコンクリートの建物は珍しいものでした。当時、硬いコンクリートを要求され、非常に苦労して施工を致しました。今でも覚えていますが、そのコンクリートを現在の横浜国大へ持って行き、強度を調べたところ驚かれました。機械が壊れちゃうよなんて…。それくらい硬かった。(S.S)

施工例
施工例1 化粧ベニヤ型枠
清泉女学院 中学・高等学校
同窓会館 入口部分
コンクリートの表面の生地を美しく仕上げるために、ベニヤ板にウレタン塗装(コーティング)したものが「化粧ベニヤ」と言われています。一般には、パネコートが使用され、普通のベニヤ板に比べ表面の仕上がりが美しくなります。
施工例2 装飾を施した施工
清泉女学院 中学・高等学校
同窓会館 内部天井部分
施工例では、型枠のベニヤ板の面に、硬質ゴムで型どりをして、コンクリート面にレリーフを表現したものです。 門扉や塀などの打ち放しコンクリートには、発泡スチロールなどの型どりで文字を入れる事も行われています。
施工例3 杉本実型枠による施工
目白台の住宅 外壁部分
打ち放し施工方法にもいくつかの種類があり、最高級品質の杉本実(スギホンザネ)型枠によるものは、工法も複雑で、高い技術と経験を要するものです。

こちらから「杉本実(スギホンザネ)型枠」による打ち放しコンクリートの施工状況をご覧ください。